パーマをかけるときに必ず守る4つのこと

1.触診を重視しています

背術の履歴の他に、シャンプーを変えた、プールに行って塩素を多く浴びた、夏は暑いから乾かさないでそのまま寝るなど、環境による髪の変化があります。
それらのこととリンクさせながら髪の触診をすることで、髪の状態を理解し、負担をかけずに短時間で背術することができると考えます。

2.ノンテンションのパーマで髪を傷めません

髪の毛は繊維状になっていて、バネのように少しだけ伸びます。髪がバネのように伸びている状態でパーマを撒いてしまうと、髪の負担はかなり大きくなります。

私たちは、できるだけノンテンション(強く引っ張らない)でパーマをかけることを徹底しています。ちょっとしたことのようですが、ダメージの影響にかなりの差が出ます。

3.パーマは必ず5分以内に一度チェックします

私たちは必ず一度、5分以内でパーマのかかり具合をチェックします。
もう何円もパーマをかけに来店されているお客様でも、ずっと同じスタイルをされているお客様でも、前回のパーマが15分の放置時間だったからと行って、今日も同じ時間でいいとは限りません。
その理由は、施術の履歴のみでは測れない、お客様の生活の変化があるかもしれないからです。
パーマの薬剤をつけてから薬剤が浸透して反応が起き始める1分~〜5分以内であれば、髪の変化や違いに気づきフォローができます。

4.アルカリ成分を徹底的に取り除きます

私たち美容師が使っているパーマの薬剤には、アルカリ剤が入っているものが多いのです。
パーマをかけるためには必要な成分ですが、髪に残してしまうと手触りが悪くなったり、トリートメントをしているのに痛んできてしまったり、髪にとってはよくないことだらけです。
私たちは、パーマがかかり上がった後、アルカリ以外にも残留している科学的な成分を、シャンプーブースで専用の除去剤とトリートメントを使ってしっかりと除去します。