頭皮常在菌は頭皮環境を良くしたり、恒常性や頭皮のバリア機能(紫外線、強い薬剤、細菌から肌を守ってくれる機能)維持にとても大事な存在になります。
ミルボンの研究で、常在菌は頭皮に100種類以上存在していると言われています。
常在菌が良い頭皮環境を作るのに大事な要因として頭皮が弱酸性の状態にあること しかしヘアカラー後はアルカリに傾いてしまうので 弱酸性で活躍する常在菌にとっては、とても厳しい環境になり 一部の菌は生存自体が厳しくなることもあるそうです。
頭皮のPHは4.5~5.5 と言われていて、ヘアカラー後は一気にアルカリに傾き しばらくはPHが高い状態にあり、PHが0.1変わるだけでも頭皮常在菌にとっては居心地が悪い環境です。
何もしないと、約1ヶ月かけて元に戻ると言われていますが、頻繁にヘアカラーを繰り返していくと、完全には元の状態には戻りにくく、 頭皮常在菌のバランスが崩れ、 頭皮が乾燥しやすくなったり、 頭皮の角質が剥がれたり、 皮脂が分泌されにくくなる為、 カラーの際刺激を感じるようになり、 その先にアレルギーを起こす可能性があります。
ヘアカラー後に、適切な薬剤処理を行い アルカリに傾いた頭皮、髪を元のPHに戻して、継続してヘアカラーを行っていきましょう。
薬剤処理後に、頭皮ケア、髪のトリートメントを行うとより効果を得ることが出来ます。